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死刑の部屋公開 国家の殺人なのだろうか?死刑制度論議を問う。 [世相]

千葉法相による意向で死刑を執行する部屋が公開された。初めてのことだそうで、興味深く見ました。漫画にある様な、板張りのくらい裸電球みたいなのがぶら下がる部屋・・・という(いつの時代なんだ)イメージでしたが、意外に奇麗。絨毯ばりで明るい。もし、死刑囚を立たせる四角い目印がなければ、中古の1LDKだよ、と言われても、『そうか』と疑わないと思う。この死刑について、死刑制度について、考えてもらいたい・・・という法相の意向には賛同したい。そして考えて見たい。死刑囚の人権、執行する人への配慮(一度に三人がボタンを押す)など、今回初めて耳にした一般人も多いでしょう。
日本の死刑制度の論議として、賛成派は『死刑は犯罪の抑止力』『殺された人の人権を考えれば当然』『残された家族の心情を慮れ』そういう意見が多い。反対派は『死刑は国家の殺人だ』『制度が人殺ししていいのか』そういう形での意見を見ました。私が見る範囲で、ですが。この二つの意見(死刑制度廃止か存続か、が争点ですから中庸論がないのが当たり前として)
■凶悪犯罪を起こさない社会の実現に向けて
■犯罪被害者のケア
■加害者の贖罪への取り組み。
■死刑制度が最高刑である以外に極刑を考える。
などの多角的な研究、論争、時には死刑囚に対しての任意での臨床実験も必要なのではないでしょうか。いつまでたっても平行線のまま、現行の死刑を問う裁判で加害者、被害者がメディアに晒されるのは、決して良い事ではありません。死刑廃止に向けての動きがあるのは解りますが、現行の裁判に持ち込まれ、被害者の遺族がやり玉に上げられたりするのを見聞きするにつけ『これも犯罪被害者の二次被害だ!』と叫びたくなります。一人の加害者に対しての死刑という処刑という行いの反動がその被害者家族達に『死刑制度廃止論議』の波が幾重にも渡って戻ってゆくのは力学としてもアンフェアで、非人道的だと思うのです。死刑廃止を訴える人道主義者が人道を踏みにじっている。そういう見方をしてる人間も居る事を、多くの人に知ってもらいたいと思います。

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