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庭園美術館 有元利夫展 [アート]

目黒の庭園美術館で開催の有元利夫展に行ってきました。

日本の画家で、画集を持っているのはこの人だけかな。
看板を写しました。
有元さんを知らない方、こんな感じの画風です。
よく雑誌や小説などの表紙になっている事もあるので、見た事ある・・・
という人もいらっしゃるのではないでしょうか。

芸大での卒業制作が大学買い上げになった・・・という逸話だけでも、この作風が驚きと賞賛をもって迎えられ、
画壇、世界での活躍が期待された事が伺えます。

1946年に生まれ、1985年に亡くなっています。38歳で逝去。
ずっと画集でしか見る事が出来なかった作品を近い距離で沢山見る事が出来、その画面から作者の言葉や伝えたい音楽が聞こえてくるようでした。
確かに、何かが作品から溢れていました。
月並みな表現ですが、作者はこの作品の中に生きていて、私たちと会話しているのだ、と思いました。

柔らかい色調、優しいまなざし、夢見る様な表情の人物達。
庭園美術館一杯に飾られた作品を巡るうちに、作者の優しい、作品に捧げた夢想に包まれたような気持ちになりました。事実、そうだったのでしょう。
優しさと儚さ、微かに聞こえた様な音楽、そう言う物を日常の生活でも感じられるように、感性を豊かにして生きて行きたいと思いました。
何処にでも騒音と喧噪がある東京では難しい事かもしれませんが、その気持ちを忘れずに・・・
心の中に仕舞った有元さんの絵画と対話して行こうと思いました。

庭園美術館、というだけあって美しい庭園も見逃せない。



P8031084.jpg

なんだろう、この彫刻というか置物・・・

P8031096.jpg

ん?

P8031101.jpg


んんんん〜???

PIWA099.jpg

なんだろう・・・岩男?しかも何かグッタリしてるし。

P8031105.jpg

何か不思議な気分になりながら美しい庭園を後にしました。
出口の所でカッコいいお兄さんに展示物や建物についてのアンケートインタビューみたいなのを受けました。
かなり丁寧に答えたら、絵はがき貰いました。

しばらくこんな大規模な有元さんの展覧会はしないだろうから、会期中にもう一回くらい見に行きたいな。


有元利夫展
『天上の音楽』



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コメント 2

のの

ミイラ岩男?不思議なオブジェですね~;
イケメンなスタッフさん見たかった♪(^m^)
by のの (2010-08-24 12:04) 

kitazawa

そうなんです!ののさん!ミイラで岩男!
もう少し、奇麗な女神様の彫刻、とか天使の噴水なんかの方が似合うと思いませんか?ミイラ男(何、このグッタリ感)なんでしょうか。
謎です・・・
(。・ˇ_ˇ・。)ムゥ…
by kitazawa (2010-08-28 12:29) 

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