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福島原発事故の真実 [研究・解明]

福島原発の解説。



三号機爆発の様子


東京のガイガーカウンター


レイバーネットMLから。お子さんをお持ちの方、被曝の基礎的な被害の知識です。

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皆様、松浦です。

福島第一原発3号機の爆発をテレビで観て、
急いで職場から自宅へ戻ってきました。

ビタミン・クレオさんも書かれていらっしゃいますが、
昨日のテレビで、自衛隊員ら放射能の測定をする側の完全防備に対して、
受ける側の一般市民、とくに子どものほとんどがマスクもせず、
全くの無防備でいることに、大変危機感を感じます。

体の外部に付着した放射能は、ある程度除洗できるかもしれませんが、
放射能を体内に取り込む「内部被曝」の場合は、容易に排出されず、
放射能は体内に留まり、核種によっては半永久的に放射線を出し続けます。
周囲の細胞はその放射線によってダメージを受け、ガン化しやすくなるといわれています。
(広島・長崎の「入市被爆者」がその悲劇的な例です。)

このため、ごく微量の放射能であっても、内部被曝による将来的なリスクは高まります。 
とくに細胞分裂が盛んな子どもは、取り込んだ放射能からの影響を受けやすく、
政府が発表し続けているような、「人体に安全なレベル」などとは決して言えないのです。

報道では、医療機関でのレントゲン撮影時の放射線量などと比較して、
これまで被災地で被曝したとされている方々に対しても、
「ただちに生命に危険が及ぶような量ではない」と言っていますが、
確かに外部からの放射線という意味ではその通りかもしれませんが、
放射能は、内部被曝すれば「微量でも危険」なのです。

政府も原発推進側も、この内部被曝のリスクを認めると操業ができなくなるため、
これまで、内部被曝のリスクをできるだけ過小評価してきました。
今回の事態に際してもその路線を維持し、
マスコミも基本的にその路線を支持し続けているように感じます。

森住卓さん、広川隆一さんらの現地からの報告でも、
原発から数キロの距離の放射線は非常に高く、市民の無防備さもうかがえます。
せめて、放射能飛散のリスクの高い地域の方は、屋内非難をし、
とくに子どもを優先してマスクを、
マスクがなければ濡れタオルを重ねて口と鼻を覆うようにすべきです。
傷口がある場合は、絆創膏などで塞いで露出させないことも大事です。

ブログやツイッター、 ustream 等々で、
できるだけ自主的な防護を呼びかけましょう。

危機意識を煽るつもりは全くありませんが、内部被曝の危険性は、
訴えても訴えすぎることはないと思っています。
被曝リスクの分析は、学者、運動体の立場によって変わるのは承知の上ですが、
原爆被爆者の体験談や、欧米の内部被曝研究者の本を読んできた感想です。

幸運にも生き伸びることができた方々に、さらなる危険が及ばないよう、祈るばかりです。
また、原発内で、おそらく許容線量を超える被曝をしながら
命がけで作業をしている方々の無事を、心から願いつつ……。

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