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公益通報者保護法 何が問題か。 [研究・解明]

『法律は欠陥だらけで、常に作り変え、創り続けて行く物です』
ある議員の秘書さんはこう仰った。
ならその法律によって運命が変わり、振り回される人が居たらそれは人が創った法律の被害者とも言える。

創られた法律によって人生を左右され、仕事場を奪われ、社会のコミュニケーションの場から閉め出される_
そんな事があって良い物だろうか?
法律とは社会を悪から守り、悪を排除し、打ち倒し、社会秩序を保ち、人々の生活を健全に導き、人道を尊ぶ。
そんな物であるべきでは_

弁護士とはその法律、六法全書を鉾と盾にして弁護人を守り、社会悪と闘う_

そんな私が持っていた法律、立法の精神と弁護士のクオリティに疑問を浮かばせる、弁護士も居る裁判長も居る。
そういう事が解って来ました。
公益を唱いながら公益心を発揮して上司に不正行為を通報したら、悪質な嫌がらせ(社命で原告本人を集団で無視)と報復と思われる配置転換(顕微鏡の資料を読む?)を受け、パワーハラスメントを受けた事に対して、その配置転換と業務評価の低評価を受けた事に寄る損害賠償と配置転換無効の訴訟を起こしたのが、オリンパス裁判です。


8月31日、日本初の公益通報被害者訴訟の判決が下りました。

原告は精密機器メーカー、オリンパス社の社員、濱田正晴さん。
訴えられた被告側はオリンパス社。

法廷は東京高等裁判所。

社員が働きながら社を訴える?驚く方も多いでしょうが、これも現法律では仕方の無い事なのです。
職場を退職しては、その職場の現状復帰で訴訟を起こす事は出来ないのです。

不当配置転換で訴訟を起こし、元の持ち場に戻りたければ、その社を退職しての訴訟は出来ないのです。
干されながら、意に添わない人事異動、報復的な人事異動を受けながら、粛々と裁判の進行を待たなければならない。働き盛りの人は非常い辛い、勿体ない現状が続く訳です。
現に私が知り合ったオリンパス裁判の原告さんはそんな状態で淡々と誰とも口をきく事の無い、なんの生産性もない仕事を延々とやらされ、1日が終わります。


8月31、東京高裁で下った判決は『原告の勝訴』
オリンパス社の、内部通報後の配置転換、業務成績の低評価による給与分の被害を認め、オリンパス社に配置転換無効と損害賠償を命じました。

司法の場で、『公益通報者を社で虐めるな!』と宣言されたのです。

日本には公益通報保護法というのがあります、
平成16年6月18日法律第百二十二号
最終改正平成19年12月5日法律第百二十八号

その法令の目的

第一条

この法律は、公益通報をした事を理由とする公益通報者の解雇の無効並びに公益通報に関し事業及び行政機関がとるべき措置を定める事により、公益通報者の保護を図るとともに、国民の生命、身体、財産、その他の利益の保護
にかかわる法令の規定の遵守を図り、もって国民生活の安定及び社会経済の健全な発展に資する事を目的とする。

とあります。

このうたい文句はとても素晴らしい!素晴らしい物なのですが、では実際に勇んで公益通報した者が、その内部告発先から不利益な扱いを受けた時、その不利益な措置に対しての法的な拘束力が全くない、何処にも無いのです。

つまり『社会の内部不正をなくすよう、<公益通報保護法>を作りました!皆さん、法令遵守しましょう、どんどん公益通報しましょうね!』とネオンピカピカさせながら、『おめー公益通報、内部通報、告発したな!』と企業側から報復措置を取られても、その事自体、何も罰則規定がないのです。

どこにも書いてない。
なんと片手落ちな!!!

これは内部通報、内部不正告発者を炙り出すためのトラップなのでは?
社会がより企業や経営者の利益に叶うように雇用者の告発をした者を誘いだしてさらし者にする為の、そういう法律なんじゃないの?と疑いを持ってしまっても仕方ないものなのです。

現にオリンパス裁判の原告さんは会社に設置された内部通報ヘルプラインと言う内部不正を受け付ける部署に不正告発したら、直後に配置転換され、業務評価を著しく落とされ(病欠以下だそうです)るという、社からの報復措置を取られてしまいました。

原告さんは営業部のチームリーダーで働き盛りでした。
企業機密を持つ取引先の人物の引き抜きが二度目に行われ、一度目の引き抜きの相手に、二度目の引き抜きをさせる、という革新的な企業不正でしたので、原告さんはこのままでは社のブランドイメージが汚れてしまう、取引先からも社の信用を失ってしまい、行き先、オリンパ社の不利益になる、という愛社精神、公益心の元に内部通報ヘルプラインにメールを送り、不正事実を告げたのでした。

が、そのメールは<手違いにより>その不正行為を指示していた上司に届き(!)社内に通報事実が知られる事態となりました。
針のムシロ、とはこの事ではないでしょうか。

その後三年間で四回の配置転換を受け、業務評価の査定を下げられ、出世の道も閉ざされました。
出世が出来ない、昇進出来ないという事は企業年金の金額にも差が出ます。

原告さんは愛社精神、公益心を発揮したばかりにとんでもない不利益を被ったのです。

『正直者がバカをみる。そんな事があっても良いものか。その現実から逃げる事は出来ませんでした。
1日も早く平和で普通の生活に戻りたい』

公益通報のエキスパートの弁護士さんに囲まれ、原告さんは勝訴の感想を述べました。

日本における公益心とは何か。
長い者には巻かれろ。
お上には逆らうな。
村社会には暗黙の了解がある。

本音と建前。

ではこの施行された『公益通報保護法』とは何なのか。何のためにあるのか。
誰に向けて、何の抑制措置で行われたものなのか。

雇用者の立場の保護ではなく、内部不正を告発されたら困る企業側の利益を守る為の物ではないのか。


この公益通報保護法があるかぎり、続々とこの原告さんのような『被害者』が出るでしょう。
まさに『公益通報保護法の被害者』達が生まれている訳です。

欠点だらけのこの法律は五年前に生まれました。
第二次小泉内閣時の施行です。
小泉改革の名の下に多くのそれまでの日本の美点、社会的な良点が失われたと思っています。
この公益通報保護法も、不正を告発する正義心に満ちた社会的に有能な人々を閑職においやり、会社側の力で人権を押さえつけるようなパワーハラスメントを行う事により社員に恐怖心を植え付け、<社畜化>させる事に成功しています。こんな事で自由な発想の人材の育成、社会の活性化が進むでしょうか?
少子化で社会を支える人材に乏しくなる一方の日本で、もうこんな村社会、親方日の丸的な企業利益優先の経済組織の強化は止めて欲しい思います。

オリンパス裁判は高裁で原告勝訴になりましたが、オリンパス社はその判決を不服として最高裁に上告しました。
高裁が認めた原告さんへの報復行為とパワハラを社の行為として正当性を申し立てたとしたら、世も末です。
会社とは、経営者とはここまで雇用者を踏みつけにし、対等な立場として会話する事を拒むのか。
暗澹たる気持ちでこのオリンパス社の上告のニュースを聞きました。

今もまさに、刻々と公益通報の被害者達は、この原告さんは人道的に、認める事のできない処遇に置かれ、一度しかない人生に大きな空洞を作らされている。
被害者達に家庭が家族があればその親族達も同じような苦痛、屈辱を受けるだろうと思われます。

今日もテレビ画面にはオリンパス社のCMが流れる。

それを見ながら、『天守閣を飾り続けながら、石垣を踏みつけ、壊し続けるような事は止めて欲しい!』と叫びたくなります。

果たして最高裁の判断は_
この国に公益心、公徳心の価値は二束三文で企業側のパワハラの餌食とされる物なのか。

法律が公益心の守り神であります様に、祈るばかりです。




これれは社会の不正を、多くの人に告発してもらい、社会浄化しよう、という名目の元に作られた物です。
一見、社会浄化、社内不正の防止、公益心の周知など












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代々木上原のモスクでトルコ映画『エルトゥールル』製作支援イベント。被災支援の感動秘話。  [研究・解明]

9月17日、東京の代々木上原にある美しいモスク、『東京ジャーミイ』でトルコ映画『エルトゥールル』製作支援イベントに行ってきました。
小田急線から代々木上原駅を通過する時に高架線から見えるモスクに『一度は入ってみたい』と思った方も多いのではないでしょうか。
トルコ741.jpg

このイベントは明治時代、和歌山県の串本の海岸で台風に遭難、座礁し、沈没したトルコ軍艦『エルトゥールル』号と、その被災に暖かい援助を差し伸べた地元住民の感動秘話がその後大きな国家間の友好関係を産み、後のイランイラク戦争時の邦人脱出劇に繋がった物語の映画化の支援を目的に催されたものです。

午前9時からトルコ映画『蜜蜂』を鑑賞。
音楽はトルコの田舎町の自然の音、ミツバチの羽音、生活音など・・・
養蜂の村に住む男の子の些細な日常と、偉大なトルコの森、空、大地の音の存在感が見終わった後も視覚、聴覚の中に余韻が残りました。

その後トルコ大使館文化広報参事 官室の大森正光氏さんから、121年前の日本とトルコの友好関係の始まり、
の説明を受けました。


トルコ71734.jpg

その後、礼拝の見学。
モスクの礼拝堂へ。

トルコ759.jpg

この清浄な空気感、建築美に圧倒されます。

クルァーンが流れ、お祈りが始まります。
この神秘的な音階、魂に染み入るよう。
私は遠い前世、イスラム教徒だったのだろうか・・・

トルコ1757.jpg

イベント参加者達、皆厳粛な面持ちで座り、私語を発したり、お行儀の悪い人は一人もいない。
敬虔な祈りの姿に静かに見つめている。
それぞれ、私のように、懐かしい気持ちになったり、モスクの中で異教徒の気持ちになったり、日常とかけ離れた
世界に浸っているようです。

女性はモスクに入る時スカーフの着用が義務付けられます。
持ってない人は、入り口に貸し出し専用のスカーフが置いてありますから、遠慮せず、被りましょう。

トルコ1765.jpg

聖地の方角に向かって祈るイスラム教徒。
祈りの姿はどこか悲しげのようでもあり、何かの悼みを訴えてるようでもあり・・・
見ていても飽きる事がありませんでした。

その後六本木へ移動。
トルコ料理店『デニス』へ。
美味しい!ビールも飲み放題だよ!



その後はベリーダンス鑑賞も。
神秘的で華やかなダンス。
私も踊りたくなりました。(また別項でダンスの紹介をします)

内容豊富!トルコ好きな人や旅行経験のある方との会話が弾みました。
このイベント、トルコ好きな人は行かなくて勿体ない!と思いますよ本当に。

エルトゥールル』の制作支援イベント次回実施は2012年3月17日()
こちらのブログでも告知しますし、詳しい問い合わせは『旅行企画会社タビーズ』まで。
〒108-0014 東京都港区芝5−13−18 MTC ビル9F
TEL 03−6435−4833 担当相馬幹広 さんまで。
somamikihiro@yahoo.co.jp

イベント趣旨 映画『エルトゥールル』制作イベントチラシより_______

1890年9月17日、今から121年前の日本の小さな漁村。和歌山県串本町大島樫野崎で起こった悲劇の遭難事故が一つの奇跡を生みました。トルコ船『エルトゥールル』の乗務員を救った日本人、その立役者は自分達が食べるのも乏しい中、救出に尽力した貧しい漁村に暮らす名も無き庶民達でした。
そして100年後、信義を重んじ、日本人を救ってくれた誇り高きトルコの人々がいました。
日本とトルコの共和国の歴史はこうして始まり、今も綿々と続いています。
全ての原点、その名は『エルトゥールル』株式会社タビーズでは2013年の完成に向けて両国の歴史を紡ぐ映画『エルトゥールル』の制作支援をします。

__________
この話にグッと来たあなた、今後のイベントチェックを是非是非!^^

『エルトゥールル』号海難事件とは〜

■和歌山県沖の海難事件

1887年に皇族がオスマントルコ帝国(現トルコ)を訪問したのを受けて1889年7月トルコから初の使節団が出航した。
軍艦の名前は『エルトゥールル』
一年かけて日本に到着し、1890年9月、友好使節の任務を終えて横浜港を出航した『エルトゥールル』号は
翌日、台風に遭難、和歌山県串本町沖の大島で沈没した。(世界の海難史に残る大沈没事件だそうである)

■懸命な救助活動

乗務員600名が死亡したが69名が地元の大島島民の懸命な救助活動、手厚い救命の看護を受け、生存する事が出来た。
当時通信機関も、救助機関もない離島で救助は至難を極めたと言う。
荒波に揉まれ、岩礁にさいなまれて瀕死のトルコ人達に対して大島島民は沖周村長指揮のもと、人肌で暖め、精魂の限りを尽くして救助に当たった。
さらには非常事態に備えて蓄えていた鶏などの食糧の一切を提供して精を付けさせた。
このトルコ軍艦の災難を聞いた明治天皇は大変心を痛められ、生存したトルコ人達を軍艦『金剛』『比叡』に載せて本国まで送り届けさせた。
また日本全国にトルコ人被災者への義援金募金活動が広がり、当時のトルコ人達に深い感動を与えたと言う。

■恩返し
1985年イラン・イラク戦争時の3月17日、イラクのサダム・フセイン『3月19日の20時半以降にイラン上空を飛ぶ全ての国の飛行機を無差別に攻撃する』と声明を出した。
イラン在住外国人に脱出の為に残された時間は48時間。
イラン在住の外国人達はパニックに陥った。
欧米諸国は緊急の臨時フライト便を飛ばすなのでして自国民の救出を行っていた、が当時の日本では社会党などが自衛隊の海外派遣に猛烈に反対しており、自衛隊機の救援活動が出来なかった。
日本航空も同社の労組の猛烈な反対に会い、同じく便を飛ばすことが出来ない。

爆撃予告一日前にトルコの日本大使館にトルコ政府から連絡が入りました『トルコ航空機の200席を日本人に割り当てます。利用してください。』
まだイランには500人あまりのトルコ人が滞在していた、にも係らずです。
こうして爆撃一時間前というギリギリの最中、邦人は無事、イスタンブールに脱出できた。

邦人の為に特別機を用立ててくれたトルコ政府はその行動に対して『ようやく、<エルトゥールル>の恩返しをする事が出来た」というメッセージを発した。

和歌山県串本の海岸の底にはまだエルトゥールル号に乗船していたトルコ人達の
遺体が多数眠っているという。
故郷から遠く離れた異国の海の底で、トルコ人達は日本とトルコの友好を願い続け
ているのだろう。

終わり。



















福島原発事故の真実 [研究・解明]

福島原発の解説。



三号機爆発の様子


東京のガイガーカウンター


レイバーネットMLから。お子さんをお持ちの方、被曝の基礎的な被害の知識です。

_______________________________________

皆様、松浦です。

福島第一原発3号機の爆発をテレビで観て、
急いで職場から自宅へ戻ってきました。

ビタミン・クレオさんも書かれていらっしゃいますが、
昨日のテレビで、自衛隊員ら放射能の測定をする側の完全防備に対して、
受ける側の一般市民、とくに子どものほとんどがマスクもせず、
全くの無防備でいることに、大変危機感を感じます。

体の外部に付着した放射能は、ある程度除洗できるかもしれませんが、
放射能を体内に取り込む「内部被曝」の場合は、容易に排出されず、
放射能は体内に留まり、核種によっては半永久的に放射線を出し続けます。
周囲の細胞はその放射線によってダメージを受け、ガン化しやすくなるといわれています。
(広島・長崎の「入市被爆者」がその悲劇的な例です。)

このため、ごく微量の放射能であっても、内部被曝による将来的なリスクは高まります。 
とくに細胞分裂が盛んな子どもは、取り込んだ放射能からの影響を受けやすく、
政府が発表し続けているような、「人体に安全なレベル」などとは決して言えないのです。

報道では、医療機関でのレントゲン撮影時の放射線量などと比較して、
これまで被災地で被曝したとされている方々に対しても、
「ただちに生命に危険が及ぶような量ではない」と言っていますが、
確かに外部からの放射線という意味ではその通りかもしれませんが、
放射能は、内部被曝すれば「微量でも危険」なのです。

政府も原発推進側も、この内部被曝のリスクを認めると操業ができなくなるため、
これまで、内部被曝のリスクをできるだけ過小評価してきました。
今回の事態に際してもその路線を維持し、
マスコミも基本的にその路線を支持し続けているように感じます。

森住卓さん、広川隆一さんらの現地からの報告でも、
原発から数キロの距離の放射線は非常に高く、市民の無防備さもうかがえます。
せめて、放射能飛散のリスクの高い地域の方は、屋内非難をし、
とくに子どもを優先してマスクを、
マスクがなければ濡れタオルを重ねて口と鼻を覆うようにすべきです。
傷口がある場合は、絆創膏などで塞いで露出させないことも大事です。

ブログやツイッター、 ustream 等々で、
できるだけ自主的な防護を呼びかけましょう。

危機意識を煽るつもりは全くありませんが、内部被曝の危険性は、
訴えても訴えすぎることはないと思っています。
被曝リスクの分析は、学者、運動体の立場によって変わるのは承知の上ですが、
原爆被爆者の体験談や、欧米の内部被曝研究者の本を読んできた感想です。

幸運にも生き伸びることができた方々に、さらなる危険が及ばないよう、祈るばかりです。
また、原発内で、おそらく許容線量を超える被曝をしながら
命がけで作業をしている方々の無事を、心から願いつつ……。

福島原発事故 政府は真実を国民に伝えよ。 [研究・解明]


レイバーネット代表松原さんのML
転載、複製を希望歓迎します。

きのうの「原子力資料情報室」会見です。相当危険な状態です。
政府は真実を伝えるべきです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●福島原発大事故!原因を覆い隠す政府、広がる危険性!
 作成 湯本雅典 4分3秒

↓ユニオンチューブ
http://video.labornetjp.org/Members/YUMOTO/videos/kinkyukisyakaiken2.wmv/view
↓ユーチューブ
http://jp.youtube.com/uniontube55

3月13日、都内で市民の立場から福島原発大事故の実態と原因を究明する記者会見第
2弾が開かれた。(主催:原子力資料情報室)

この会見は前日も開催された。その模様はユーストリームで実況中継され、4万を超え
る視聴があった。このことは、事態が福島原発から半径20km以内の地域住民数万人
への避難指示という大事故に発展してしまったこと、そして事故に対する政府の対応が
説明不十分、無責任に対する大きな不満の表れでもあった。

 記者会見では、実際に原発の設計に携わってきた元原子炉設計者の後藤政志氏から以
下のような報告がされた。

「1号機に海水を注入すること自体が、異常事態であることを示している。」

「1号機には、ホウ酸水も注入しているが、それは再臨界の危険性を除去するための方
策である。つまり、再臨界の危険性もあるということだ」

「3号機でも同様、あるいはそれ以上の危険な状態が起っている」

 また原子力資料情報室の上澤千尋氏からは、

「3号機には1号機と違ってプルトニウムが使われており、放射能漏れが起きた場合、
通常の2倍の被害が予想される」という報告もされた。

 これらの報告は、どれも政府からは聞こえてこない具体的な状況の推移であり、事態
が極めて緊急性を帯びているということを物語っている。

 柏崎原発閉鎖を闘ってきた井野博満氏からは、「新潟地震の教訓がまったく生かされ
ていない」という指摘があり、また浜岡原発運転差し止めを闘っている海渡雄一弁護士
からは、「地震が群発して発生していることからも、福島に続き浜岡原発も止めるべき
である」という発言もあった。

 そして後藤氏が強調していたことは、「今回のことは明らかに『想定外』を考慮しな
かった国の責任である」ということである。

 福島原発事故は今極め危険な状況にあり、原発労働者や地域住民の大量被ばくも実際
に起きている。これ以上被害を拡大しないことが急務であるということを全国から様々
な形で力にし、政府に要求していかなければならない。(湯本雅典)

*************************
 松原 明 mgg01231@nifty.ne.jp
  http://vpress.la.coocan.jp/ ビデオプレス
  http://www.labornetjp.org/ レイバーネット
*************************

福島原発事故 アメリカの日本での第二の核実験か


放射能汚染の可能性


福島原発事故の真実


脱・原発新しい日本を作ろう!!



APC(アジア記者クラブ)のML
森広@アジア記者クラブ(APC)です。

原子力資料情報室(CNIC)は、これまで公安警察に監視され、
得体の知れない個人や団体の圧力や脅迫にさらされてきました。

今までなかったことですが、12日の段階でTV東京がCNICの西尾
さんにコメントを求めていましたし、11日の段階で危機意識を持た
ない呑気な官邸と東京電力の要領を得ない会見や説明に対して、
NHK文化科学部の山崎淑行記者は、「情報を小出しにして国民に
真相を明らかにしない原子力安全・保安院と東京電力の姿勢は糾
弾されなければならない」と12日の段階で、NHKの放映のなかで
口走っていました。
「最悪の場合を想定するべきだ」とも発言してい
ました。おそらく、あとで発言に“注意”するように言われたと思いま
すが、そこまで言わせたお粗末さです。

東電の事故隠し歴の多さ、説明の嘘の数々を考えれば、東電の
説明を鵜呑みにできないのはイロハです。
記者に安全の根拠を問われて、「現場の所長が問題ないと言っています」と答えていた
枝野官房長官のコメントもお粗末としかいいようがありません。

ともかく、記者やメディア関係者もCNICのUst の会見を見たと
想像できます。
ツイッターの書き込みをみても、初めて知ったと
いうコメントが多かったことから、御用メディアと比較して、会見
内容は新鮮であったと思います。
その意味で大成功であったと思います。

皮肉なことですが、CNICの長年にわたる地道な調査と分析の成果が、メルトダウンという大事故によって多方面から
注目され、評価されることになったのではないでしょうか。(了)

ガイガーカウンター計測 3月15日のもの


radiation.jpg




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福島原発事故 アメリカの日本での第二の核実験か [研究・解明]

詳細なデータが集められ、研究資料にされているのでしょう。

その事を日本人は知らされていない。

アメリカから押し付けられた原子力発電。
10数メートルごとにある自販機。
一つの町に無数のコンビニとファミレス
駅ごとのパチンコ屋。

電気を便利と教育され、核を買わされて来た。

便利で豊かな生活の基盤が地震大国の日本での原子力発電だったのだ。

小間物屋でおばあちゃんからお菓子を買い、商店街でおかずを買う。
それが便利にな世の中で良い。

原爆を<核実験>で二個落とされ、日本国中に絶妙な距離と豊富な魚場に合わせたよう作られた原発。
それに反対する知事は逮捕された。

また福島原発、女川原発の正確な情報も報道は伝えていない。
自由報道協会だけだ.


早くからCNNは福島原発はメルトダウンは時間の問題と伝えていた。
『健康に被害はない』に騙されてはいけない。
原発は安全だ。
技術は世界一。
放射能を除去する薬剤を開発します!

こんな言葉で今この体たらく。

フランス政府から在日仏人の退避勧告が出た。

日本は国策と報道によって、幻想の繁栄に砂上の楼閣を築いて来た。
真に日本を愛し、真に国民の市民の為に動こうとした人間は逮捕され社会的に抹殺された。

原子力発電に頼る日本の繁栄はこのような形で地獄に落ちる事を世界に啓蒙する。


市民が出来る最大の反原発運動は<節電>だ。
電気を使わざるを得ないように洗脳された事から脱却する事。

風がどちらに吹いても被曝する国民が居る事には変わりない。
遠方に親戚も居ないので逃げる事も出来ない私はただ黙って原子力と地震への無力感に打ちのめされている。


追記 コスモ石油の火災も怪しい。爆撃されたんじゃないの?




入試投稿「騒いで逮捕させた」「監督こそ問題」京大に抗議殺到 本当の犯人は誰か。 [研究・解明]

京大入試、知恵袋カンニング、予備校生逮捕事件。逮捕に抗議殺到!逮捕は行き過ぎか〜


あえて、研究・解明のカテゴリーに入れました。
この問題、ネットリテラシー、ネットマナーを考える事から、無記名、ハンドルネームでの投稿の監視、政府のネット監視へ移行しそうな雰囲気がありますが、それは恐ろしい事だ。

フェースブックも胡散臭い。
自分の顔、実名がネットに垂れ流れるなんて冗談じゃない。

私はこの記事の『騒いで事件を大きくした』『監督官に責任がある』という主に高齢者からの京大への抗議はもっともだと思う。
大学受験をおこなう歴史ある大学として、恥ずかしい失態だと思う。
カンニングを見抜けない事、そして携帯持ち込み対策が後回しだった事、(持ち込めるんだ!)
この話題がニュースとして世の中に流れた時『こちらの不手際でお騒がせして申し訳なかった』とまず謝れ!
教育に携わって糊をしのいでるでるんだろうが!
矜持をもて。
矜持を。

教育者として夢もロマンもない。
サラリーマン化して、教育者の聖職プライドだけ持った象牙の塔の生き物達だなぁ。

私は私も、周囲の人も絶対にカンニング出来ない学部試験(実技)だったから、この予備校生の気持ちはよく解らない。

しかし、しかし、本当のこのカンニング事件の犯人は_問題点はたかだか思春期数年の勉強の
実力でその後の長い人生の評価が決まり、そのブランド力は一生、というその学歴偏重社会にあるのではないですかね?

どうしてなんでも欧米の物まねする日本が、大学入試システムは独自なのか?
入試偏重主義なのか?
入るのは簡単、卒業が難しい、この形になる事が一番考えなければならない
事なんじゃないですかね。

成長期にクラブ活動や人間関係を広げる事をせず、ひたすら試験問題の暗記と模試をこなす事を
していき、脳の構造が受動態になって行った人間が『学歴社会』の頂点に立つ。

こんなんいびつで不幸で公益に準じない社会になるに決まってるじゃないですか。
中央集権の意思の為に働くロボトミー手術だ。


漫画『美味しんぼ』で主人公が『東大ほど犯罪者を排出した学校はない、廃止にするべきだ』
と発言していいましたが同意です。

官僚が国民の利益に準じない生き物であるのは、もう事理明白です。
公務員はダイバーシティシステムで人事採用し、学歴年齢を問わず
『公益・公共の福祉の為に働く事』への認識
を試験で問うようにするなど、本当に抜本的な改革改善をしないと、
この国は沈没する。

この仙台の予備校生の事を教訓にしてこんな事が二度起きないように、
大学入試そのものを問い、一回や二回の入試で全ての人生が決まって
しまうような入試偏重の歪んだ受験地獄の犠牲者を出してはならない。









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NASA探査機、地球型の太陽系外惑星を発見 [研究・解明]

NASA探査機、地球型の太陽系外惑星を発見


これはいいニュースですね。
『地球型』というキーワードはどのような形状、資質を指しているのでしょうか。
岩石を主成分とする地球型の惑星
なるほど、当たり前のように<惑星>は土塊や岩石で出来てるだけでの物ではありませんよね。
ガスや水素で出来ている物もある。

 

地球型惑星

地殻 岩石

マントル 岩石

核 外殻 液体鉄
  内殻 個体鉄

地球は_岩石と鉄で出来てるんだねー(もう中学生風に)
46億年前に原始地球が誕生し、原始大気として二酸化炭素、窒素、水蒸気が形成された。
その水蒸気が凝固して、原始海洋が出来た。

 

大陽のように火の鳥じゃなきゃ住めない『炎上』してるのが存在価値という星もある。木星は核が岩石と鉄、大気は水素とヘリウムで出来ている。
で、今回このNASAの探査機、ケプラーさんが発見した惑星は地球型で水分が存在する可能性が高く、生物も居るかも、という事でした。

おるやろ、宇宙人。
はよ出てこい。
記者クラブとアホな官僚をUFOに吊るして太陽系外惑星に連れてってください。
宇宙服無しでね。


皆さん、遅まきながら(本当に)明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いします。

年末忘年会で少し太ってしまったので、お正月中は成る可くダイエットするようにしていました。
が、やはり太ったかな。
まだ去年のクリスマスから一月経ってないんですねー。
一月は気ぜわしくてもう何か月も前のようです。

クリスマス。
薔薇の花、紅茶とクッキーセット(嬉!)UFOキャッチャーで取ったリラックマのBigぬいぐるみ二匹(歓!)
Tさんのディズニーランドのお土産クッキー等、プレゼントがありました。
え、そんな物、と言ったり、良かったねと言ったりする人も居るでしょうが、私なりには嬉しい。
高価なバックや宝石は興味ないし、こんなささやかな可愛らしい物が嬉しい。
あと雷に打たれたような目に遭いましたが、これはこれで、また良いでしょう。
人のダイレクトな影響はなるべく受けないようにしてきましたが、ストンと落雷に当たる事もあるのですね。
逃げられなかった。
まあ、深く考えないようにします。


石原都知事のセクシャル・マイノリティ発言への問答。 [研究・解明]

石原都知事の同性愛者への差別発言への抗議とその返答(レイバーネットML)です。
とても蘊蓄ある内容で私としましても、新発見でした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101207-00000045-maip-soci

石原都知事 同性愛者「やっぱり足りない感じ」


東京都の石原慎太郎知事は7日、同性愛者について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」と発言した。

これに関して、MLで抗議文を書きました所、同じくレイバーネット会員の斉藤洋太郎さんから、お返事を頂きました。
以下転載します。
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足りないのは、石原君の知識です。勉強していないから。ただその地位にあるので
はだめで、何かをするために無知蒙昧だから、エリートは人を傷つけるのです。
(丸山真男の日本の思想の通り、である、では足りず、する、という事が必要)
免疫学と神経細胞などについて、遺伝決定説でなく、偶然が複雑系を展開する、
という多田富雄の『生命の意味論』には面白い指摘があります。
新潮誌に連載されたもので、文学者だったらこれくらい勉強すべき。

・同性愛の成立の要因として、従来はフロイト的解釈に基づく、幼児体験や生活環境
を重視してきたが、どうやらそれは、もっと生物学的、解剖学的なものに規定されて
いるものらしい。
そうだとすれは、同性愛を異常性欲として差別したり、道徳的に非難したりするのは全く根拠のないことである。
同性愛はまさしく、人間の生の生物学的多型性のなかでのひとつの形なのである。

・女と、その加工品である男だけという単純化された二つの性と、それによって営ま
れる生殖行動しか存在しないよりも、さまざまな間性と間性的行動を持った人間の方
が、生物学的にも文化的にもより豊かな種のように思われる。

 多田さんの本は、最新の科学が凝縮されているので、一見とっつきにくいですが、
根本的にものを考えるには最適です。性差というのも相対的で、宣長に言わせれば
「大和心」は、めめしくはかない。
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>同性愛の成立の要因として、従来はフロイト的解釈に基づく、幼児体験や生活環境
>を重視してきたが、どうやらそれは、もっと生物学的、解剖学的なものに規定されて
>いるものらしい。そうだとすれは、同性愛を異常性欲として差別したり、道徳的に非
>難したりするのは全く根拠のないことである。同性愛はまさしく、人間の生の生物学
>的多型性のなかでのひとつの形なのである。

素晴らしい回答ですね。
同性愛やトランスジェンダーは環境や幼児体験からの<変質>によってその性嗜好が変わるのだ、と勝手に思い込んでいました。(私もまた同性愛者について、歪んだ生、変質した愛だと、偏見を持っていた訳です)

しかし、同性愛は人間の生の生物学的多様性の中でのひとつの形_
異性愛、同性愛は区別差別される物ではなく、元々人間に含まれる愛の形の多様系であるとの事。人知れず悩んでいるセクシャル・マイノリティの方に教えて上げたい。

およそ差別や偏見は<無知><傲慢><優位性意識>の中で産まれる。
東京都知事はその固まりって事で、こういう論議を引き出して頂いて誠に結構な得難い都知事であらせられます。




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法務省旧館 行き方 裁判傍聴。 [研究・解明]

お天気が悪かったので暗い画面ですが、旧法務省です。
歴史的建造物。

行き方は千代田線、丸ノ内線、霞ヶ関駅A-1、
出口の階段をまっすぐ上がってそのまま直進すると赤いレンガのレトロな建物が見えてきます。
ほんの2〜3分ほど。

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見学無料。

大理石の階段や重工な作りの窓など、今にも舞踏会が始まりそうな華麗な空間がありました。
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見学ブースの日本の裁判の資料。
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ベランダに出ると皇居の森が・・・

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皇居を守るように、裁判所、法務省、政府機関が並んでいる。
ここは『帝都』なんだな・・・

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すぐ近くの政府刊行物センター

『日米同盟再考』とか『テロの経済学〜何故人はテロリストになるのか』『ジェンダーと憲法』
とかワクワクする本の宝庫でした。


東京高等裁判所 控訴審

オリンパス・コンプライアンス事件を傍聴してきました。

これは、会社の不正(引き抜き)を阻止して、コンプライアンス室に通報したら、それが社内に漏れ(!)
不正配置転換された人の裁判です。

控訴人が今会社で置かれている状態がパワハラなのか、それを証明しょう・・・という流れのようでした。

資料を見ると、通報後すぐ配置転換され、圧力(G)がかかり、そのGがかかるエネルギー(E)はコンプライアンス室への通報者への報復人事で、その結果、パワハラを受けているのが現在(エフェクトE)

なのは明らかななのに、その E=Gを控訴人が証明しなきゃいけないなんてあべこべですよ。
このGがかかる原因は控訴人が通報した事じゃなくて、通報が社内に漏れてしまった事が原因でしょ。

通報を漏れさせてしまった方を処分して控訴人に詫び、この控訴人の名前のついた部署を作るとかして再発防止を図る_で終わる話ですよ。


この裁判の形式自体、通報者(控訴人)を会社ぐるみでパワハラしてる、の証明でしょう。

力学で見ると簡単なのにね。
法律って変なの。

オリンパスさんレンズ、曇ってる?

る?

ちょっとイラっとして、弁護士を詰問して叱咤激励したらそれは控訴人(原告)でした。
ごめんなさい(それが私クオリティ)




はやぶさ、カプセルに微粒子、成分を分析へ。何も無くても良いよ。 [研究・解明]

思わせ振りですが、何も入ってなくても誰も怒りませんよ。
無事、地球に帰って来てくれて、カプセルを残してくれただけでも。
Eさんの言う通り、魂が入っていたかも、はやぶさ君。
八百万の神が居る日本の宗教観とかが、はやぶさに魂を入れたのかも。
宇宙開発機構、入魂のはやぶさ君ですね。

はやぶさを讃える。
星の旅 はやぶさの種 手に残り
星落ちて 聖地を飾る 花火かな
銀河航  君往き殻で 夢を敷き




神田の街はずれで見かけた正しい三毛猫。
近所の野良猫とは違う品格が。
江戸っ子だね?

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青山の街はずれ
レントの看板が増えています。遅い不況が青山に来たようです。
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Eさんから頂いた山形のサクランボとお隣のおばあちゃんから頂いたプラム。
バリの籠に入れて。家のテーブルで撮りました。
光源は懐中電灯!(笑)
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