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吉祥寺アーカイブに参加しました。 [吉祥寺]

今日、吉祥寺コミュニティセンターで開かれた吉祥寺アーカイブに参加してきました。
趣旨は<吉祥寺の今を撮る>です。

吉祥寺三十年史を語る_という趣向でスライド上映、町の変化の様子などを教えてもらい、その後、町に出て、写真を撮り、その後のディスカッション。
という流れらしいです。

会場は、いかにもプロカメラマン、という人や、写真学校に通う人、勉強中の人など。
そして吉祥寺の歩みを見続けてきた、主婦の立場からの視点で写真を撮りたい、という方も。

今回、写真を専門的に勉強した方からの写真の取り方のアドバイスなど大変参考になる物が多く、
「光明心眼感写」の心、そして「作画する」という写真の心構えなど・・・

たまたま隣に座った人が、写真を専門に学んでいる人で撮り溜めた作品を見せてもらいました。
B5ファイルほどの大きさに伸ばした作品集。
PC画面で写真を見る事に慣れていた私にはその大きさ、画像と目との距離に新鮮な感動を覚えました。インパクトですね。それを感じました。

吉祥寺に住んだのは、まだ子どもの頃。
転勤族で北海道、九州、大阪と各地を転々とした私の、長い落ち着き場所になる筈の街でした。
結局、高校に入学の時には、また親の事情で離れ・・・遠い街になりました・・・

小学校の同級生の家がビルになり、母親が通っていた歯医者さんもビルになり・・・

クラスには裕福な家庭の人も居ましたが仲良しになると家庭は荒んでいたりして、豪華なお屋敷町の中にも、大人のドラマの為に、翻弄されて傷つく子ども達が居る事を知りました。

吉祥寺に居た時、親の都合で2度引っ越しをして、落ち着かない思いをして、家庭も不安定でした。
度重なる転勤に兄は精神状態が不安定になり、母親もノイローゼ一歩手前まで行きました。
高度経済成長を支えてきた、企業戦士の家族は、バブル崩壊を前に、疲弊しきっていました。
そんな時、私はいつも吉祥寺散歩が楽しみでした。

ヒッピーと武蔵野夫人が行き交い、劇団の研究生がたむろする駅前で今はもう無い古い画材屋で筆を安く買い、井の頭公園で絵を描きました。
するとかならず話しかけてくる人がいる・・・

老女だったり、子どもだったり、画学生だったり・・・

今、私は安定した生活を手に入れて、逆に今、公園で絵はがきを売る少女に話しかけている・・・
不安定な少女期に夢と生きる多彩なスタイルを教えてくれた街、吉祥寺を私はこれからも撮り続けて行きたいと思います。


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吉祥寺散歩 [吉祥寺]

吉祥寺を散歩。
東京武蔵野市。

私は中学までこの街で育ちました。
今日は、昨日の台風の過ぎた紺碧の空に誘われて、井の頭公園へ散歩に出かけました。

公園の通り道には沢山の出店が。と言っても、売り物はアイデアと才能、産まれた国の特産品だったり、旅の土産だったり。似顔絵描きも。

歌を歌い、コントをやって、注目を浴びる人達。足を留めてもらえない人達・・・
そんな小道をゆっくり歩くと、小一時間はあっという間なのです。

公園のトイレ近くに居た、謎の音楽師。

私は鳥人楽師と呼ぶことにしました。

胸の所の青い鳥は夢の世界から来たのだそうで、不思議な事に動きます。

不思議な色の池。

公園近くの住宅街の猫。もしかして、この取り壊された家で飼われていたとか?
じっとうずくまり、微動だにしませんでした。

毎日沢山の夢が産まれ、消えてゆく、不思議な公園。
巨大な鯉がいたりして・・・
また気分のいいときに写真撮りに行きますね。


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